Vol.7 「ついに来た! 期待のバレンタインデー」 の巻
2006.02.14
今日はバレンタインデーです。毎年義理チョコだけの僕ですが、今年はチョット期待していました。それなのに今日に限って出先の仕事がなかなか終わらず、やっと会社に戻ったのが8時過ぎ、もちろん社内は誰1人居なくてガラーンとしていました。
でも、あったんです。僕の机の上に。
ハートの形の赤いリボンのついたチョコレート。
それだけじゃないんです。
カードには
「お疲れ様でした。名月で待ってます。絶対に来てくださいね 」
ナンテ書いてありました。
ヤッター 今日は彼女とバレンタイン・デートだぁー! さっさと仕事を片付けてタクシーに飛び乗り、彼女の待つ名月へ急ぎました。
ドキドキしながら店のドアを開けると、何やら聞き覚えのある笑い声が・・・・
そうです。同じ課の皆が、ワイワイと楽しそうに飲み会をやってました。そればかりか、先輩も後輩も、皆あのハートのチョコレートを持っているんです。どーやら今年も義理チョコ。とんだ勘違いの様でした。
気を取り直して席に着くと、彼女がビールをついでくれました。
「あのチョコ、Kちゃんと2人から」だって。
「ありがとう。」って言うのがやっとでした。
とにかくお腹がすいていたので「活鯵タタキ」「カキのみぞれ鍋」 「かんぱちのカマ塩焼き」 そして前回気に入った「ひれ酒」を頼みました。
Kちゃんは後輩のTとすっかり盛り上がってるし、彼女も先輩なんかとすごく楽しそうにしてるし、1人だけシラフの僕だけが、この場のノリについて行けませんでした。僕の注文した料理が出てきた頃、Kちゃん達若手が
「カラオケに行こう。」
と、言い始めました。皆もすっかりその気になっていると彼女が
「吉田君食べているし、私、少し残るから先に行って。」
そんな訳で、思いがけず彼女と2人だけになってしまいました。
2人でヒレ酒を飲みながら、取り留めの無い話をしているだけなのに、何だかイイ感じで、とっても幸せな気持ちになりました。
「そういえばこの前、吉田君好きな人がいるって言ってたけど誰なの? 教えてー」
と、彼女。やったぁー! ついに告白チャンス! でも、何て言おう。
「ボ・ボッ・僕の好きなのは・・・」
と、その時、Kちゃんのメールが僕に、先輩からのメールが彼女に届きました。
「早くカラオケに来てください。吉田さんと一緒に歌いたいです。」
なんと言うタイミングの悪さ。せっかくのチャンスだったのに。仕方なく2人で名月をあとに、カラオケに向かいました。
やれやれ・・・・・
追伸
今日は、あとチョットで吉田くんの好きな人、聞けてのになぁー
誰なんだろう。気になるなぁー
もしかして、私だったりして・・・・
彼女
追伸
実は私、吉田さんに渡そうと思って頑張ってチョコ作って持ってきたのに。
酔っ払ったT君にカラオケで食べられちゃいましたぁー もう、イヤ!
どうして、こういつも邪魔が入っちゃうんだろう。
K
親方からのお知らせ
吉田君の日記を最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ここで皆様にプレゼントがあります。
今回は「抹茶アイス」です。
キーワードは「彼女の洋服の色」
御来店お待ちしております。
次回の「吉田君の名月日記」をお楽しみに!!