Vol.6 「初詣でドキドキ」 の巻
「Merry X’mas 吉田です。メールありがとうございました。今日はひょんな事からKちゃんと名月で食事をしてきました。友達とのパーティは楽しかったですか?」
「久しぶりに友達と会えてすごく楽しかったよ。でも、私、吉田君とKちゃんが二人で歩いているところ見ちゃったんだ。 何だか二人とも楽しそうだったね。」
「エッ・・・・ ナンダ~ 声かけてくれればよかったのに。」
「吉田君たち付き合ってるの?」
「とんでもないですよ。僕は他に好きな人がいますから。Kちゃんは妹みたいな感じで会ってるんだけど 」
「へぇ~ そうなの。吉田くんの好きな人ってどんな人? もしかして会社の人だったりしてね(笑)
でも、どうしてその人とイヴ・デートしなかったの?」
「本当は思いきって誘ったんですけど、友達とパーティがあるってふられちゃいました。僕なんか 相手にされてないみたいで(泣)」
「あっ、そうだったの。そういえば吉田君、お正月何か予定ある?」
「エッ・・・・・ Kちゃんと初詣に行く約束しちゃったんだけど、何となく困ってるんです。良かったら一緒に行ってくれませんか?」
「いいけど 3人って何だか変じゃない?」
「そうですよねぇ。 変ですよね。そうだ、 Kちゃんの同期のT君誘って4人っていうのは・・・ あいつなら美味しいものに釣られてきっと来ますよ。」
「T君ねぇ~ Kちゃんとも仲良いみたいだしいいかもね。でも、お正月だし美味しいお店って、どこかやってるのかしら?」
「名月なら2日からやってるって親方が言ってましたよ。お正月だから美味しいふぐでも食べに行きませんか?」
「うれしぃ~ ふぐ食べたかったの! じゃあ2日は着物で行っちゃおうかな?楽しみにしていま~す」
「ハイ、僕も楽しみにしています。今日はこんなにメールできて僕うれしかったです。じゃあ、また月曜に会社で。おやすみなさい 」
「私も こんな夜中に吉田君とメールできて うれしかった。おやすみなさい」
明けまして おめでとうございます
今年も 吉田くんの名月日記を よろしくお願いします
2006.01.02
今日は僕と彼女、Kちゃん、T君の4人で初詣に行ってきました。
彼女もKちゃんも着物がとっても似合っていて、僕はちょっとドキドキしちゃいました。皆でおみくじを引いたらナンデェ~・・・・ 僕だけ1人 キョッ、 凶でした。おみくじに凶なんてあるの初めて知りました。お正月なんだからみんな大吉にすればいいのに。もちろん恋愛運も最悪で・・・・
あ~ 今年はどんな1年になるんだろう。ため息がでちゃいます。
夕方名月に着くと、お店の中は賑やかで盛り上がっていました。暮れに予約を入れておいたので席も用意されていて一安心。今日は「ふぐコース」2人前の他に「お刺身盛り合わせ」 「特大生ガキ」 「海老シュウマイ」 「イカゲソのわた焼き」を注文しました。皆、とらふぐの刺身には大感動で、これぞふぐ刺し、さすが名月なんて感じでした。
「ヒレ酒」は何とも香ばしく、冷えていた体が芯から温まってきました。
T君は予想どうり場を盛り上げてくれて、僕も彼女もかなり助かりました。
ホッ・・・・・・・
彼女は念願の「特大生ガキ」が食べられて満足そうでした。
ヨカッタァ~!
T君が1番驚いていたのは「イカゲソのわた焼き」の後に御飯を入れて焼いて戻ってきたときでした。
「こんな食べ方があるなんて、ちょっとショックです。」
なんて言ってました。
「ふぐちり鍋」も結構ボリュームがあって4人でも充分いけました。何だか鍋で身も心もすっかりと温まって、お正月から幸せって感じで、おみくじの凶の事なんかすっかり忘れてしまいました。
しめの「ふぐ雑炊」は、親方が気をつかって4人で食べられるように大盛りで作ってくれました。皆、夢中で雑炊を食べると、さらに さらに ハァ~シアワセ~って感じになりました。
ヒレ酒に酔ったのか、お調子者のTが彼女に
「先輩は彼氏とかいないんですか?」
なんて聞いていました。僕は内心ドキドキで、どうなんだろうと思っていたら、
「ちょっと最近気になる人がいるんだけど、でも・・・そのひとの気持ちがチョットわからないの。」
だって。エッ!僕の事? まさか? エッ? すると Kちゃんが
「先輩から告っちゃえばいいじゃないですかぁ~ Kなら絶対そうします。先輩ってすごく素敵だもん。きっとその人も先輩の事好きですよ。Kも今頑張ってるんです 一緒に頑張りましょうよ。」
エェッ!! 頑張るってどうなるの。 おみくじの 凶が・・・ 当たってるかも。
親方からのお知らせ
吉田君の日記を最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ここで皆様にプレゼントがあります。
今回は「揚げ銀杏」です。
キーワードは「吉田くんの着物の色」
御来店お待ちしてます。
次回の「吉田君の名月日記」をお楽しみに!!