Vol.20 「レタス畑でつかまえて」 の巻
2007.08.30
ご無沙汰してます。吉田です。今年の夏はものすごく暑くて大変でしたが皆さん元気でお過ごしですか? 先日、彼女から
「清里にある祖父母の家にみんなで遊びに行かない? 高原だから涼しいヨ!!」
なんて誘われて、みんなでノコノコ行ってきました。おじいちゃんから部屋がいっぱいあるから、ぜひ大勢で、いらっしゃいと言われたので、みんなに声をかけたところ10人を超す大人数となってしまい、会社のバスを借りて一泊で行ってきましたー。
おじいちゃんの家は古い農家で、みんなその大きさにビックリしていました。夕方、お風呂から出ると広間におばあちゃんが作ってくれた地元の料理がいっぱいならんでいて、ビールと地酒で大宴会となりました。枝豆, 胡瓜, 茄子, とうもろこし, トマト等々、おじいちゃんが有機栽培で作った野菜は本当に美味しかった~。
ところが、9時頃突然
「明日は早いから、このへんで寝なさい!!」
とおじいちゃんに言われ『何で早いんだろー』と思いながらも、しぶしぶ布団に入りました。
・
・
・
・
「みんなァー、朝よ。早く起きて~!」
彼女に起こされたのは、なんと3時半!まだ暗いなか僕たちは畑へと連れて行かれました。そこは一面のレタス畑で、おじいちゃんがニコニコと待っていました。そうです、僕たちはこのレタスの収穫の為、ここに呼ばれて来たのでした~。
『すっかり彼女にヤラレター』 って感じで、もう笑うしかありませんでした ^_^
初めのうち、ブーブー言いながらレタスを採っていたみんなもだんだん面白くなって来たのか次第に競い合うように作業していました。
「吉田君、夜二人でホタル見に行かない?」
って彼女に誘われた僕はそれだけを楽しみに死ぬ気で働きました~。
お昼前には作業も終わり、みんなで近くの温泉へ出かけ露天風呂に入って思いっきりのんびりしました~ Kちゃんは風呂あがりに飲もうと楽しみにしていたフルーツ牛乳が売り切れだったのでちょっとガッカリしていました。夕食のあと僕と彼女はそっと抜け出してホタルを観に近くの小川まで行って来ました。外に出るとものすごい虫の音。そして信じられないくらい沢山の星。思いきって彼女と手をつないでみました~
僕の心臓はドキドキ バクバク 彼女に聞こえるんじゃないかと思いました。林をぬけると小さな光がいっぱい飛び回っていました。何とも言えないその神秘的な美しさ。僕たちはただ、じっと見つめていました。風が少し吹いて彼女のかすかに甘い香りがしました。どれぐらいの時が経ったでしょうか。
『どーする吉田、次はどーする?』
『あー何かきっかけないかな~』
その時です。一匹のホタルが彼女の浴衣に飛んで
来たんです。僕が見つめるその小さな光の先には彼女の笑顔が。あっ、そっと目をつぶっています。
『今だ~ 吉田!!』
・
・
・
・
その時遠くから
「じいちゃんが宴会始めるから早く帰って来いってヨー!」
Tの奴です。
ずっとつないでいた手はどこかに行ってしまいました~ ヤレヤレ~(T_T)
そして翌朝もレタス畑で働き、昼過ぎにはものすごい量の野菜と地酒をお土産にもらって、清里をあとにしました。
夕方には八王子に戻れ名月へお土産をかついで行って来ました。
「清里じゃ~魚は食べなかっただろ~」
って親方がいつものプリプリ刺身盛りをサービスで
出してくれました(^_^)
彼女とKちゃんは「冬瓜」にカニが入っててフカヒレがかかっている煮物と「ずんだ饅頭」「うなぎの春巻き」に大満足。僕達は「カンパチのカマ塩焼き」「角煮大根」「イカのわた焼き」で冷酒をグイッといきました~。シメに「新サンマ寿司」をやっつけて、も~お腹いっぱいでした。
今回は彼女にまんまとだまされた清里2日間でしたが、とても楽しい思い出となりました。
彼女ともちょっと進展したような、しなかったような‥‥ ^_^
追伸
今年は、うまい事、働き手が集まったのでずいぶんと楽が出来ましたわい。昨夜は可愛い孫娘が男といそいそホタル狩りなんぞに行くのが見えたもんで、ちょっとジャマしてみました。私は悪いおじいちゃんでしょうか? じい
親方からのお知らせ
吉田君の日記を最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ここで皆様にプレゼントがあります。
今回は「抹茶アイス」です。
キーワードは「彼女の田舎」。
御来店お待ちしております。
次回の「吉田君の名月日記」をお楽しみに!!